トラブル別ソリューション
相手の電話の声は聞こえるが、こちらの声が届かない(片通話状態)
「受話器から相手の声ははっきり聞こえるのに、こちらの声だけが相手に届かない」。いわゆる片通話は、お客様からの問い合わせ対応や取引先との連絡を止めてしまう、業務への影響が大きいトラブルです。原因は送話口(マイク)の故障に限らず、通話アプリの設定、ルーターの機能、社内ネットワークの構成など複数の要素が考えられます。電話やWeb会議が業務に欠かせない今、どこから確認すればよいのかを順を追って解説します。

トラブルの解決方法
電話機のミュート設定と配線の接触状態を確認する
据え置き型のビジネスフォンで片通話が起きたときは、まず電話機まわりの物理的な要因から確認します。意外に多いのが、本体のミュート(消音)ボタンが知らないうちに押されているケースです。ボタンのランプ表示を見て、送話が止まっていないかを確かめてください。あわせて、受話器と本体をつなぐカールコードや、壁のモジュラージャックの差し込み具合もチェックしましょう。長年の使用や引っ張られた拍子にコネクタが緩むことがあるため、一度抜いて差し直す、または正常なコードと入れ替えて症状が変わるかを試すと、原因を切り分けやすくなります。
通話アプリのマイク使用許可を見直す(PC・スマートフォン・クラウドPBX)
パソコンやスマートフォンを内線端末として使っている環境では、通話アプリにマイクの使用が許可されているかを確認します。OSのアップデートやセキュリティソフトの更新をきっかけに、アプリのマイク権限がオフに戻ってしまうことは珍しくありません。端末のプライバシー設定で通話アプリのマイク使用が許可されているか、また通話に使うマイク(ヘッドセットなど)が正しく選択されているかを確認してください。
ルーターの通信制御機能による干渉を解消する
ルーターの一部の機能が音声通信を妨げていることもあります。ルーターに備わっている通信を制御・最適化する機能(SIP ALGなど)の中には、IP電話の音声データ(パケット)を正しく扱えず、こちらから送る音声だけを止めてしまうものがあります。ルーターを入れ替えた直後や設定を変更した後から片通話が始まった場合は、管理画面から該当する機能を無効にし、通話が正常に戻るかを確認しましょう。
社内ネットワークの構成と通信経路を見直す
社内に複数のルーターがある環境や、社外から会社の電話システムに接続している場合は、通信経路の問題が疑われます。通話は双方向の音声データのやり取りで成り立っていますが、ネットワークの構成が複雑だと、相手の音声は届いても、こちらから送る音声データだけが正しい経路を通れずに相手まで届かなくなることがあります。解決には、電話機ごとに適切なIPアドレスを割り当てる、ルーターで音声通信に必要なポートを正しく開放するといった設定の見直しが必要です。ネットワークの構成が複雑なオフィスほど、通信経路全体を整理することが解決の近道になります。
電話の片通話トラブルやオフィスの配線工事は広島配線工事.comまで
片通話の原因は電話機本体だけでなく、ネットワークの設定や構成に潜んでいることが多く、社内だけで原因を突き止めるのは簡単ではありません。お客様や取引先と連絡が取れない状態が続けば、信用の低下や商機の損失につながります。広島配線工事.comでは、ビジネスフォンの設置から社内LANの構築まで、通信環境全般のトラブルに対応しています。配線ルートの見直し、ルーター設定の再構築、電話機の不具合対応まで一貫して行い、安定した通話環境を整えます。お困りの症状があれば、まずはお気軽にご相談ください。
